瀬戸の月灯り日記

瀬戸内海の島で暮らす農家の日常です。

初めまして

初めまして、瀬戸の月灯り農園です。

瀬戸内海の豊かな自然環境の中で、農家として暮らしています。
 「人も自然も健康に」をモットーに、年間数十種類の旬野菜とかんきつ類を、農薬や化学肥料に頼らずに栽培しています。

 

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私たちが農業を行っているのは、愛媛県広島県を結ぶしまなみ海道沿いの大三島という島です。

ここは生物多様性に富んだ豊かな自然が残る場所で、自然災害も少なく年間を通して穏やかな気候です。春はみかんの花の香りで島中が満たされ、夏から秋には貴重な野鳥の飛来も多く観測されます。

瀬戸内の鳥や虫の鳴き声を聞きながら、日々作物のお世話をしております。

 

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私が毎日気にかけていること、それは土の健康管理です。
除草剤や化学肥料など土壌に負担となるものは使用せず、土の中の微生物たちが活動しやすい畑づくりを目指しています。

野菜の畝ではたくさんの小さな生き物が働いており、刈り草や落葉などを分解し土中に還元してくれています。

分解された有機物が野菜たちに供給されるという自然の循環を守ることが、私の農業の根底にあります。

 

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私の農園では年間60種類上の野菜と10種類程度のかんきつ類を育てています。小さな島であるため、それぞれの畑は広くありません。そのため、1か所に単品目だけの作物を栽培すると虫害や病気に冒されるリスクが高まります。そこで、植物同士の相性を生かし混植での少量多品目栽培を行っています。

例えば、ナスと大豆、キャベツとレタスの混植など、自然界には面白い関係性がたくさんあります。昔ながらの農法ですが、作物本来の濃い味わいは格別です。

 

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私は2人の娘の父で、育児と農業の両立を目指しながら生活しています。長女(2歳)には離乳食の頃から畑で採れた野菜を与えており、今ではすっかり野菜好きです。次女(6か月)の離乳食も始まりました。小松菜やジャガイモをもりもり食べています。

 

これから、農業と育児に励む毎日をの記憶を、少しずつ書き溜めて行こうと思います。

どうぞよろしくお願いします。